「広がらない賃金上昇の動き」

 これは、『週刊東洋経済』9月8日号の「マクロウォッチ」にある表のタイトルである。

 すでにあちこちで記されているが、正規労働者の給与、非正規労働者の給与も、広範な職種で低下している。
 ここでは、労働生産性が上昇しているのに賃金が上昇しないことの「非」を指摘している。

 他の資料を見ても、労働賃金は停滞ないし低下しているのに、株の配当や役員報酬は大幅にアップしている。いわゆる成果による賃金、というのは、会社の役員など自らの収入を増やすための方便ではないかと思ってしまう。

 公務員の給与も、「人事評価」によるとしながら、結局は幹部の給与を上げてるようだ。

 日本の賃金政策は、基本的に格差拡大へとシフト替えされたのである。

 この「マクロウォッチ」の末尾は、「労働者への成果配分が進まぬことが、個人消費における力強さの欠如を招くとともに、マンパワー面でのネックにもなって、着実な経済成長の持続を阻害することになりかねない」とある。

 労働者よ、団結せよ! 怒れ!!