メア氏発言続報

 「沖縄タイムス」の社説。「知日派」といわれるアメリカ人は、こういう人ばかりである。日本を見下して日本を上手に操ろうという人たち。こういう人たちに日米関係は牛耳られている。  [メア氏舌禍]信じられない侮辱発言  米軍普天間飛行場の移設返還交渉の米側担当者は、心の中では沖縄を侮辱し、基地問題を軽視していたようだ。  米国務省のケビン・メア日本部長(前駐沖縄総領事)が同省内で行った米大学生への講義で、「普天間は世界で最も危険というが、沖縄の人はそれが本当でないことを知っている」と発言したらしい。住宅地に近い空港が日本国内には他にもあると指摘した。  昨年12月に研修旅行で東京と沖縄へ向かう大学生らにメア氏は、「日本人の本音と建前に気をつけるように」とアドバイスした。  米国務省の日本部長がそのような偏見を日本に向かう大学生の前で口走ったことに失望する。メア氏の職責に対する適格性を問わざるを得ない舌禍だ。  メア氏は沖縄勤務中にも普天間は危険でない、と発言して物議を醸したことがある。1996年に橋本―モンデール会談でまとめた普天間返還合意の意義、これまでの交渉経過を否定する米外交官を相手に、日本政府は普天間問題の話し合いを継続できるのだろうか。そこに信頼はない。  普天間の危険性を否定すると、日米交渉の土台が吹き飛ぶ。「最低でも県外」を追求した鳩山由紀夫前首相が辞任したことを含め、過去15年の交渉の歴史をあざけるような発言だ。  講義を聴いた大学生が書き…

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イラク戦争に関するHP

 以下のHPを紹介する。イラク戦争は、検証されなければならない。  http://uruknews-japanese.blogspot.com/  http://iraqwar-inquiry.net/?p=678840857

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ケビン・メア米国務省日本部長(前駐沖縄米総領事)の発言

 共同通信の配信を紹介する。すべてひどい発言であるが、赤でマークしたところは、特にひどい。こういうアメリカに日本は大金を供与し、アメリカを支え続けているのだ。 和の文化「ゆすりの手段に使う」 メア米日本部長が発言   米国務省のメア日本部長(前駐沖縄総領事)が昨年末、米大学生らに国務省内で行った講義で、日本人は合意重視の和の文化を「ゆすりの手段に使う」「沖縄はごまかしの名人で怠惰」などと発言していたことが6日までに分かった。  メア氏は米軍普天間飛行場の移設問題など日米交渉に実務者として深く関与、移設先を同県名護市の辺野古崎地区とした現行案決着を米側で強く主張してきた人物の一人。発言は差別的で、日本と沖縄への基本認識が問われる内容だ。  講義を聞いた複数の学生がメモを基に作成した「発言録」によると、メア氏は「日本の和の文化とは常に合意を追い求める」と説明したうえで「日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをしながら、できるだけ多くの金を得ようとする」と述べた。  沖縄については、日本政府に対する「ごまかしとゆすりの名人」などと発言。普天間飛行場は「(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港と同じ」で特別に危険でないとし、日本政府は仲井真弘多・沖縄県知事に「お金が欲しいならサインしろ」と言うべきだと述べている。  メア氏は共同通信の取材に、「オフレコで行った」とし、発言録は「正確でも完全でもない」としている。  講義は米首都ワシントンのアメ…

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地方議員のあり方

 地方議会に対する批判の声が強くなっている。阿久根市や名古屋市など、高額な議員報酬をもらい、さらに政務調査費なる大金をせしめて、選挙時だけ頭をぺこぺこと下げ、当選するや睥睨する議員を何度見たことか。  もちろんそういう議員だけではなく、その地域の生活を守るために日夜奮闘する議員、そういう議員は政務調査費も無駄に遣うことはしない。  さて今日の「中日新聞」の社説。「政務調査費 税という自覚あるのか」は必見である。  地方議員の調査研究に自治体が支給している政務調査費は、むろん住民の税金だ。なのに説明のつかぬ使途が後を絶たない。領収書の全面公開などは当然だ。あなたの住む自治体は大丈夫ですか。  年五十四回もの音楽鑑賞(川崎市議)、官能小説購入(福岡県議)、ボクシング観戦(長崎県議)…。全国の自治体が議員に支出した政務調査費の使途が各地で問題になっている。これらは二〇〇九年度分のほんの一例だ。  五万五千円の政調費でボクシング観戦した県議は「生死を懸けた真剣勝負の世界を学ぶのは議員活動に有益」と主張したというから、驚くしかない。  一人当たり月三十三万円まで認めている岐阜県議会では、〇九年度の支給総額一億八千万円のうち領収書があるのは二割余の四千万円分にすぎなかった。  四十七都道府県議会のうち四十議会は領収書添付を一円から義務付けて全面公開するようになった。しかし岐阜などは三万円以上に限り、それ以下なら領収書不要としているからだ。市町村でも、領収書を全面公開し…

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高額の味噌

 何年か前、高齢の母から電話があった。味噌を買ったというのだ。その値段が1万円。すぐにその領収書に書かれている電話番号を聞き出して電話し、クーリングオフを申し込んだ。当方が強い口調でクーリングオフを申し込んだので、その後味噌を引き取りに来た。あまりの高額に驚いた。  その味噌販売会社が、志賀一味噌。その会社に業務停止命令が出されたという。それを読んで、まったく同じ方法で販売していると思った。高齢者を狙って売りつけているのだ。  その報告書は以下のアドレスで読める。注意しよう。なお母のところにも「信州から来ました。信州一おいしい味噌を売りに来ました」といって売り込んだそうだが、本社は千葉県。これも嘘。  http://www.caa.go.jp/trade/pdf/110215kouhyou.pdf 株式会社信州志賀一に対する行政処分の概要 1.事業者の概要 (1)名称 :株式会社信州志賀一 (2)代 表 者 :代表取締役 志賀 加代子 (3)本社 :千葉県船橋市本中山五丁目9番24号 支 店 :全国9ヶ所(札幌、仙台、さいたま、沼津、名古屋、京都、広島、高松、福岡) (4)資本金 :1,000万円 (5)設 立 :昭和59年5月4日 (6)取引形態 :訪問販売 (7)取扱商品 :味噌(以下「本件商品」という。) (参考)主な本件商品と価格 「秘伝かくし造り」約6千円(3㎏)~3万4千円(20kg) 「国産特別仕…

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責任をとらない

 いけいけどんどん・・・・・というように、何の定見もなく、あるいは虚偽を創り出して推進される事業。たとえば静岡空港。過大も過大、もう驚くべき過大な需要予測を立てて静岡空港は開港された。最初から赤字になることは必然であったが、ウソをついて建設。案の定、赤字。  しかしそれを推進した人びとは、何の責任もとらない。当時の知事はもう私は関係ないというというのだろうか。またそれに賛成した県会議員も、責任はとらない。建設時に土建業界に莫大なお金をまいたわけだから、もうそれでよい、というのだろうか。  法科大学院。日本の官僚は何でもアメリカの真似をしたがる。これからアメリカ並みに訴訟社会ができていく、弁護士が足りなくなる、アメリカのようなロースクールみたいなものをつくって法曹人を育成しよう、ということで各地につくられた法科大学院。  今までは主に大学の法学部を出た者のなかから司法試験を受けて法曹界に入っていった。それで何か困ることがあったのか。おそらくないだろう。  逆に大学卒業後にかなりの学費をつかって法科大学院で法律を学ぶ、法科大学院をでないと司法試験は受けられない。カネがかかる。貧乏人は司法試験を受ける機会が奪われる。  弁護士を増やさなければならないなどと政府は言っていたが、もう過剰。法律事務所に就職できない者も表れる始末。この責任は誰がとるのか。  ついでに。静岡県でも静岡大学が法科大学院を設置した。設置するにあたって、静岡大学内部で激しい議論が行われたようだ。反対した…

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ウソは何回も・・・・・

 すでに、イラクのフセイン政権は、大量破壊兵器も持っていなかったし、2001年9月11日のアメリカの「同時テロ」(私はアメリカの自作自演を今も疑っている)にも、アルカイダにも全く関係なかったことが証明されている。  しかしアメリカのイラク攻撃の前、ブッシュ政権の主要人物は、執拗にウソをつき続けた。ウソをまき散らすことで、アメリカ国民をだまし、戦争に動員して殺し、さらにイラクの多くの人びとの命を奪った。  次のビデオを見てほしい。そこには「真剣に」ウソを言い続ける姿が示される。 http://downloads.leadingtowar.com/film/flvs/japanese/video_player02.html  

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自公政権をこえる菅政権

 民意を無視しての政権運営に対する怒りが、政権交代を生み出した。しかし現在の菅政権は、自公政権がしなかったことを次々に行っている。とくに沖縄における暴挙はすさまじい。 http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/0ec8fa5ae451f9daabd0fad5e5014749 http://takae.ti-da.net/ http://henoko.ti-da.net/ http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/b08361d6e252a3555af10d76d52368e5

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いい加減な民主党・鳩山

 鳩山前首相がいかなる人間であるかがよくわかる記事だ。政治家って、こういう人物なんだろうなというのが理解できる。無責任、いい加減。アメリカと交渉もせずに、ただ放言していただけ。結局、沖縄のことなんか少しも考えていなかったのだろう。   『琉球新報』は、「「抑止力は方便」断念理由後付け 鳩山前首相、普天間で証言」という記事を配信した。  【東京】鳩山由紀夫前首相は12日までに琉球新報などとのインタビューに応じ、米軍普天間飛行場の移設交渉の全容を初めて語った。「県外移設」に具体的な見通しがなかったことを認めた。「県外」断念の理由とした在沖米海兵隊の「抑止力」については「辺野古しか残らなくなった時に理屈付けしなければならず、『抑止力』という言葉を使った。方便といわれれば方便だった」と述べ、「県内」回帰ありきの「後付け」の説明だったことを明らかにした。在沖海兵隊の「抑止力」の根拠の薄弱さを浮き彫りにした前首相の歴史的証言は、県民の反発と波紋を広げそうだ。  海兵隊の抑止力については「一朝有事のときに米国人を救出する役割だから、存在自体が直接、戦争の抑止、攻撃の抑止になるわけではない。全体として4軍そろっていることが必要で、全て連関している中での抑止力となる」と説明。  米側とは「県外移設」に向けた具体的交渉はなく、「最後はオバマ米大統領との間でやるような話だったと今、後悔している」と述べた。「県外」困難視の閣僚や辺野古案支持の官僚を最後まで統率できなかったことを力量不足と振り返った…

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菅政権が叫んでいるTPP

 TPPについて、やさしく解き明かしている文がありました。  http://www.jimbo.tv/videonews/000746.php  菅政権の主張を、根本的なところからその誤謬を指摘しています。

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さすが、「中日新聞」!

 最近の各紙の社説は、政府の政策をひたすらなぞり、推進するものが多いが、時に光るものがある。「中日新聞」は、相対的にそのような社説が多い。今日の社説も、格調高いものだ。  朝鮮学校無償化 教育機会をゆがめるな 2011年2月3日  北朝鮮が韓国を砲撃してから朝鮮高級学校の授業料無償化の手続きが止まっている。若い世代の教育支援は政治や外交とは次元が異なる。責任のない在日朝鮮人の子どもたちをいじめてどうする。  東京都内の朝鮮学校を運営している学校法人が行政不服審査法に基づき、文部科学省に異議を申し立てている。子どもたちの授業料無償化の審査手続きを中断しているのはおかしいとの言い分だ。  法律によれば、文科省は手続きを再開するのか否か態度をはっきりさせなくてはならない。再開しないとなれば理由を説明する必要に迫られる。二月六日がその期限だという。  北朝鮮が韓国の延坪島を砲撃したのは昨年十一月だ。朝鮮半島の緊迫化を受けて菅直人首相は無償化手続きを停止するよう指示した。全国の高級学校が出した申請が二カ月余りも宙に浮いている。  このままだと三月に巣立つ三年生は就学支援金のメリットが得られない。学校関係者が「子どもたちの心に深い傷が残るだろう」と心配するのも無理はない。  子どもの学びは政治や外交と切り分けて社会全体で支える。民主党政権はそんな考えに立ち、外国人学校への無償化適用を決めたはずだ。菅首相の指示はそれをほごにする外交判断そのものだろう。  平和を…

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沖縄のこと

 民主党政権になってから、いや菅政権になってから、というほうが正しいだろう。  沖縄の米軍基地建設が積極化してきている。菅政権、衆議院議員選挙のマニフェストと逆の行動が目につく。民主党はこれでは選挙詐欺だ。  今後の各級選挙では、民主党は大きく議席を減らしていくだろう。  琉球新報記事。「高江ヘリパッド、磁気探査を強行 反対住民ともみ合い」  沖縄防衛局は1日、東村高江のヘリパッド建設予定地で工事を実施した。建設に反対して座り込みを続けるメンバーや市民団体が抗議し、同局の職員らともみ合いとなった。反対するメンバーに軽傷者が出るなど現場は一時騒然となり、午後2時までに全ての作業が終了した。  市民団体のメンバーらによると同局の職員は午前10時20分ごろ、同村と国頭村の境界近くにあるN1地区ゲート前で作業を開始した。十数分後に高江の集落に近いN4地区のゲート前でも作業を始めた。反対するメンバーらが中止を訴えたが、工事は強行されたという。  同局によると、同日は工事用道路に砂利を搬入したほか、樹木の伐採作業の準備や磁気探査を実施したという。反対メンバーのけがについては「把握していない」としている。  ヘリパッド移設に反対している伊佐育子さん(50)は「話し合いをしようとしても、全く聞き入れてくれない。今までにないほど強硬な態度だった。裁判のための証拠集めをしているようだ」と憤った。現場を訪れた山内徳信参院議員は「高江の住民の不安な思いをこれまでも国に訴えてき…

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日本のテレビメディア

 日本のテレビは、本当に馬鹿臭い。BBCなどは、エジプト情勢についてかなり詳しく報道しているのに、日本のメディアは斎藤佑樹を長時間報じていた。  ツイッターにこういう報告があった。 TV露出時間「エジプトvs斎藤佑樹」NTV6番組30分4秒vs9番組2h19分53秒、TBS7番組18分25秒vs6番組1h28分28秒、CX6番組33分6秒秒vs7番組1h5分43秒、ANB5番組23分52秒vs5番組55分2秒(調査byわぐりたかし)#egyjp  日本は、エジプト情勢より、斎藤佑樹が練習していることのほうが重要なのだ。  テレビは、バカ番組ばかり流しているようだが(私はほとんど見ていない)、まさに愚民化政策そのもの。NTV系につとめているNさん、この状況をどう考えますか?

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エジプトが燃えている

 アルジャジーラのライブ・ストリームをみると、カイロですごいことが起きている。 http://english.aljazeera.net/  100万人以上の人びとが、ムバラクの退陣を求めて街頭に出ている。すごい!!  テレビ朝日のニュース番組の最初は、日本ハムの沖縄キャンプ、斎藤選手がトップ。おめでたい国だ、日本は。    とにかくすごい数の市民が集まっている。革命が起きるのか。おそらくムバラクは国外へ脱出するだろう。アメリカはムバラクを捨てるのではないか。  日本も見習いたい。 ****************************** 2月2日記す。  以上のように書いたら、この文に関して、揶揄や非難がましい、なかには私の人格を攻撃するような下品なコメントが寄せられた。もちろん口汚い、悪罵のような非生産的なコメントは掲載を拒否する。  「日本も見習いたい」と書いたのは、エジプトの市民たちの行動についてである。エジプトという国に起こっている否定的な現実を「見習いたい」と書いたのではない。日本にも、否定的な現実がたくさんある。そういうことに対して、市民が抗議することは、民主主義社会では当然のことだ。たとえば長期間続いている格差拡大政策に対して、そういう政策を批判する声は、残念ながら余り多くはない。  民主主義社会というのは、間接的な民主主義だけではなく、直接的な民主主義に基づく行動も、当然組み込まれている。エジプト市民はそれを実践し…

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「最高不幸社会」

 久しぶりに『日刊ゲンダイ』を買った。その3面に、菅が「施政方針演説」で「我々の内閣で、最高不幸社会の実現を確実に進めます」と言ったそうな。  その通り。マニフェストをかなぐり捨てた菅政権は、まさに「最高不幸社会」にまっしぐらだ。  菅内閣打倒、を叫ばなければならない時期に来たようだ。  日本の若者に血を流すことを求める菅直人には、退陣してもらうしかない。  http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51742685.html

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小沢問題

 小沢問題については何度もこのブログで書いてきた。だから何度も書きたくはないのだが、しかしマスメディアや菅民主党は、小沢バッシングをする陰で、悪政に向かってタッグを組んでまっしぐらに進もうとしている。  植草氏は、きちんと小沢問題について書いている。読んでいただきたい。 http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-dd32.html

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テレビのいい加減さ

 昨日の朝、テレビをつけたら、ちょうど秋葉のことを放映していた。NHKの「小さな旅」という番組であった。 http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/p/20110125/001/12-1500.html  番組の冒頭、驚くべきナレーションがあった。「奈良時代から秋葉山に秋葉神社があった」というようなことを言っていたのだ。  まるっきりそれはウソである。まず秋葉神社は明治になってからできた。それまでは秋葉寺しかなかった。明治初期の神仏分離政策によって、きわめて強引に秋葉寺が廃寺とされ、強引に秋葉山頂上に秋葉神社がつくられたのだ。  秋葉寺では、三尺坊を火伏せの神として祀っていた。その三尺坊大権現に対する信仰者が、全国から集まり、また全国各地に分祀されたのである。そして秋葉信仰が盛んになったのは江戸時代からである。  では秋葉三尺坊は、いつごろから祀られるようになったのか。さかのぼることができるのは、せいぜ戦国時代。家康と信玄が、遠江を取り合っている頃だ。  秋葉寺なんかの縁起では、行基が奈良時代に開いた、などと書かれているが、行基は遠州には来ていない。いつ頃から秋葉山頂に寺院があったのかは判然としないが、明確に「奈良時代から秋葉神社があった」というようなウソを、断定的に放送してはいけない。  こういう基礎的な研究については、関連文献を少し見るだけで判明する。NHKの担当者は不勉強である。  いろいろな学問的な研究を、マス…

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在日米軍基地は価値がある?!

 「沖縄タイムス」が報じる、米軍基地の価値。日本政府が湯水のごとく、財政赤字にもかかわらず出し続けたために、今ではもっとも価値ある基地が日本にいっぱい。  菅政権は「思いやり予算」ということばを変えて、さらに出し続けるという。アメリカのための政権、日本を陥没させるための菅政権。 http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-01-24_13913/ 嘉手納が最高4321億円 米、国外基地施設の資産評価 2010会計年度 瑞慶覧10位 牧港18位 思いやり予算反映か  【平安名純代・米国駐在契約記者】全世界の米軍基地を対象に米国防総省がこのほどまとめた2010会計年度の米軍基地資産評価に関する報告書で、空軍嘉手納基地の資産価値が米国外基地のなかで最も高いことが明らかになった。資産評価額は、地価を除き、基地内の施設数や面積、単価などを基に算出した。上位20位内に8カ所の在日米軍基地が入っており、思いやり予算による基地内施設の新設や改修などで、在日米軍基地の評価額が押し上げられたとみられる。  報告書によると、米軍基地や関連施設など全体の総資産評価額は451億6700万ドル(約3兆7488億円・前年同時期405億9350万ドル)で、資産評価額が17億1500万ドル以上の大規模基地は、米本土内に111カ所、米領に3カ所、米国外に20カ所の計134カ所。米軍が米国外に基地を保有している38カ国のなかで、最も施設数が多いのはドイツの2…

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法人税を下げても、補助金を与えても・・・

 ふーん、驚いたね。大企業は勝手だな・・・!  長野県伊那市の照明機器メーカー・NECライティング(本社東京)が伊那工場を昨年11月末で閉鎖した問題で、伊那市は21日、これまで市が支払ってきた補助金1億6000万円を今年度内に返還するよう同社に通知しました。  同社は昨年7月に「工場の海外移転のため、11月末で閉鎖する」と発表、労働者140人の首切りを強行しました。  同社はこれまでに、県から3億円(ものづくり産業応援助成金)の支援を受けてきたほか、伊那市からも2006年からの4年間で1億6000万円(商工業振興補助金、固定資産税相当)の補助金を受けてきました。さらに同社の要請を受けて、市が6億7000万円をかけて造成した工業用地も、同社は購入しませんでした。  日本共産党伊那市議団(飯島光豊団長、3人)は、白鳥孝市長に対し、同工場の閉鎖で140人の雇用が失われ、地域経済に重大な影響を与えるとして、「雇用確保を求めるとともに、補助金の返還請求をするべきだ」と追及。市議会は、同社に補助金返還を請求するとともに、労働者と十分な話し合いと再就職先を確保する要請書を、全会一致で採択しました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2011-01-23/2011012301_05_1.html  これだけの巨額のお金、大企業ではなく、中小企業や地域に蒔いたら、地域に環流してもっと地域が活性化するのではないでしょうか。地域は大企業に依存し…

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絶望的な民主党

 民主党にはいろいろな政治家がいるようだが、菅政権はもう最悪としかいいようがない。  民主党内には、自民党では出させてもらえないから民主党からでも出馬しようということで政治家になった者がたくさんいる。またもと自民党の人びともいる。  したがって、自公政権と同じようになるのも当たり前、ということでもある。  しかし、である。  現在衆議院で多数を占める民主党は、総選挙で当選した。その総選挙の時、民主党は「マニフェスト」、「マニフェスト」と、大声で叫んでいた。「マニフェスト」選挙をすべきだと主張していたのも民主党ではなかったか。その「マニフェスト」を実行するのが、もっとも大声を出していた民主党の使命ではないのか。  民主党は「マニフェスト」を完全に捨て去ったようだ。選挙の前には国民が喜びそうなことを並べておいて、当選したらまったく逆のことをする、まさに嘘つき政党である。こういう政党は、おそらく審判が下されるだろう。そして次の選挙では、国民は投票しないだろう。となると、民主党議員のお歴々は、次に当選できそうな政党に渡っていくのだろう。  彼らは政治家になることが希望であって、政治家として何をしよう、世のため人のために何とかしようということを考えない輩でしかない。  http://news.livedoor.com/article/detail/5287599/  http://news.livedoor.com/article/detail/5287580…

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韓流ドラマ「砂時計」

 昨年末から見続けた「砂時計」、今日やっと見終わった。  国家権力の「悪」、もちろんそこに集まる人間集団がその「悪」を担うのであるが、その「悪」と闘うことが、いかに厳しく、いかに苦しく、いかに多くの犠牲を強いるのか、そしていくら追及しても「トカゲのしっぽ切り」で、「悪」の拠点には踏み込めない、しかしそれでも闘い続けることの意義が描かれていたと思う。  韓国も日本も、あまり変わりはないなあと思いながら見た。米軍の了解のもとに引き起こされた全斗煥による光州市民の虐殺事件=「光州事件」から、昨年は30年。30年前、報道を横目で見ながら、私は一見平和な日本で生きていた。そのときの私を想起しながら、このドラマを見た。  問われている、と思いながら、最後まで見た。全部で24話。24時間である。だが見る価値はある。しかし、重い・・・。苦しみながら見た。 http://www.culture-pub.jp/hangryu/vol2/ http://www.bs11.jp/drama/533/

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久しぶりのきっこさんの鋭い口舌

 「きっこの日記」、最近アクセスしても競馬なんかの記事があったりして、競馬に興味のない私はすぐに他のサイトへ。今日アクセスしたら、なかなか本質的なことを鋭くついている。  確かに民主党の陥(菅)没政権になってから、政治はまったくうんざりさせられることばかり。政治についてコメントするのもいやになるくらい。しかしそれでもと思っていろいろ書いているが、あまり気がのらないのも事実。  これからも「きっこさん」には、私の知らない情報を織り交ぜて、鋭くついてほしいとおもう。 http://www3.diary.ne.jp/user/338790/

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社説の筆力

 私は、新聞社の社説とはその新聞社がその新聞社の知性の総力を挙げて書くものであると思っている。鋭い現実認識と洞察力、そして知性に裏付けられたよりよい未来を見据える眼力が合成されたものであると思う。しかしそういう社説にはめったに遭遇しない。  特に全国紙(朝日、毎日、読売、日経、産経)の社説は、今日紹介する社説の中で取りあげられている「現実」というものに従うことこそが重要であると説教するものがほとんどだ。そこには知性はない。そこには過去と未来を洞察する力がない。ただ、政治権力がつくりあげた「現実」だけが正統であり、それにおまえたちは従えと声高に叫ぶのみである。それなら社説なんかいらない。  私のブログにも、時々全国紙の社説のような、品のない「批判」が寄せられる。きちんとした批判であったなら載せさせていただくが、ほとんどは口汚い悪罵のたぐいである。仕方がない。マスメディアが、そういう情報を垂れ流しているのだから、情報を吟味し、その真偽をきちんと見極める努力をしない人びとの「批判」は、マスメディアの論調と足並みをそろえるしかない。  さて、次に掲げるのは『中日新聞』の今日の社説である。社説とはかくあるべしの見本といって良いだろう。 現実的と迫る“暴力” 週のはじめに考える  社会的現実は矛盾する諸要素の組み合わせです。表面的な既成事実に固執せず、隠れた部分を探る姿勢、新局面を切り開く努力が前進につながります。  「沖縄の皆さんにとって辺野古はベストの選択ではないが、実…

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内閣改造 「陥(菅)没政権」

 菅直人が内閣を改造した。しかしまったく関心がない。菅民主党政権は、「陥(菅)没」内閣である。国民の生活を破壊し、アメリカにさらに日本の富を提供しようという、日本を「陥没」させる内閣である。  菅直人が、こんなにもダメ人間であったとは。また民主党も、政権交代を引き出した衆議院選挙の際の選挙公約を、こんなにも早くかなぐり捨てて、権力亡者になりはてるとは。  さて、『中日新聞』の社説は陥没内閣になかなか厳しい。当然ではあるが。  「増税シフトなら許さぬ 菅再改造内閣が発足」という今日の社説である。 菅再改造内閣が発足した。二十四日召集予定の通常国会は、政権の存亡がかかる正念場だ。菅直人首相は使命を自覚し、国民のための政策実現に努めよ。  首相にとっては厳しい船出だ。眼前に控えるのは与党が参院で過半数に達しない「ねじれ国会」。野党の協力がなければ予算関連法案を成立させることができない。  今回の改造には、予算が執行できないという決定的な政府の機能不全を避けるため、野党の協力が得られる布陣にしようとする苦心の跡はあるが、これが奏功するとみるのは早計だ。  問責乱用は避けよ  再改造内閣で注目されるのは、仙谷由人氏から枝野幸男氏への官房長官交代と、たちあがれ日本を急きょ離党し、無所属となった与謝野馨氏の入閣だ。  仙谷氏と馬淵澄夫前国土交通相は昨年の臨時国会で、参院で問責決議が可決されており、野党側は両氏が続投すれば、通常国会の冒頭から審議拒否も辞さない姿…

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菅政権にノン!

 『中日新聞』(東海本社)1月8日付の「特報」欄は、現在の政治状況の本質を突いている。  まず、菅政権と岡田幹事長は、口を開けば小沢排除、を叫ぶ。いい加減にしろといいたい。そんなことよりも、就職先がない高校生大学生などを何とかせよ、格差社会を何とかせよ、派遣労働者をなくせ・・・・・国民生活を改善するためにしなければならないことがたくさんあるにもかかわらず、やっていることは小沢排除と、対米従属の深化、大企業向けのTPP参加、法人税の減税等々。  だいたい小沢問題は、検察の恣意的な捜査から始まる。自民党議員が小沢と同じことをしていても捜査されなかったように、小沢に関わるお金の問題は、こんなにもこだわる必要はない事件ではないのか。それに民主党幹部がこだわるのは、一種のパフォーマンスとしか言いようがないのではないか。  「特報」では、現在の菅政権の手法は、「かつての小泉路線と大差ない」と断言する。同感である。  軍事問題では、対米従属化をさらに推進しようとし、「動的抑止力」ということばをつかって、アメリカとの共同作戦を全世界的に展開させようとしたり、沖縄県名護市には「米軍再編交付金」の支給を停止したり、政権交代の意味はいったいあったのかどうか、疑問を持つまでになっている。  また経済政策でも、格差を大いに拡大した小泉政権を踏襲しようとしているとしかみえない。「構造改革路線が進んでいた間、名目国内総生産(GDP)は伸びず、2000年に経済協力開発機構(OECD)加盟国中、3位だ…

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【本】高澤秀次『文学者たちの大逆事件と韓国併合』(平凡社新書)

 2010年は、大逆事件と韓国併合が行われて100年であった。100年という区切りの年に、過去に起きた様々な事件を見直してみるというのも、必要な作業だと思う。  本書もその立場に立って、文学的な方面からこの二つの事件を考えようとしてる。  昨日書店によって、この本を見つけた。ちょうど目につき、中身をざっと見渡したとき、「大逆事件と被差別部落」という項目が眼に入った。大逆事件のとき、新宮・浄泉寺の住職であった高木顕明も拘束され死刑判決を受けた。「恩赦」によって死刑は免れたが、秋田刑務所に送られ、高木は自ら命を絶った。  高木が住職であった浄泉寺は、私が住む浜松市と関連があり、それについて一応調べ、すでに原稿は出来ている。  浄泉寺の山号は「遠松山」で、遠江・浜松を示す。また浄泉寺の檀家には被差別部落民が多い。彼らは江戸時代初期、藩主水野重央とともに浜松から移住したという。  その周辺について調べはしたが、ただ私はいまだ新宮に行ったことがない。調査はまだまだ不十分である。その不十分さを自覚しているが故に、先ほどの「大逆事件と被差別部落」ということばに関心を抱いたのである。  読んでみて、中上健次の小説を読まなければいけないこと、大逆事件を契機とした被差別部落への国家の「関心」についてもっと学ばなければならないことを教えられた。  それどころか、大逆事件は近現代の文学者に、強弱はありながらも、影響を及ぼしている。佐藤春夫、与謝野鉄幹、森鴎外、徳富蘆花など、大逆事件につい…

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「棄石埋草」(黒岩比佐子『パンとペン』)

 “棄石埋草”は、明治から昭和にかけての社会主義者・堺利彦のことばである。  堺利彦という社会主義者。明治から昭和戦前期まで、多くの(といっても国民の数からすれば圧倒的に少数派ではあるが)社会主義者のなかでも、そんなに人口に膾炙しているわけではない。その堺利彦が、1910年の大逆事件の前後から、社会主義の「冬の時代」の時期に、社会主義者の糊口をしのぐためにおこした「売文社」。その活動を、堺利彦に焦点を当てて描いた本が、昨年出版された。  黒岩比佐子さん。彼女はこの本を書いて、旅立たれた。  すばらしい本だ。テーマに関わる資料をくまなくといっていいくらい渉猟されているだけでなく、黒岩比佐子という作家は、堺利彦と売文社、そして堺や売文社につながる人びとを、温かい眼差しで描きながら、ときに鋭い批評眼で人物を射る。  本のなかにちりばめられた知の閃光が、つぎつぎと私の知的好奇心に火をつけていく。堺利彦だけでなく、その周辺に集まってきた者たちは、それぞれが個性的で魅力的であるが、それらをきちんと位置づけていく見事さ。  読んでいて、書かれている内容をより深く、より広く知りたいという気持ちが次々と生まれてくる。  また知らなかった事実も。関東大震災の時、大杉栄、伊藤野枝、橘宗一が甘粕大尉らに虐殺されたが、大正デモクラシーの旗手、吉野作造、そして堺利彦(このとき堺は獄中にあった)らも狙われていたという。東京憲兵隊は市ヶ谷刑務所に堺らの引き渡しを求めていたという。軍隊は、かくも「暴…

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団結する権力

 日本を支配しているのは、政財官+マスメディアである。これらが結束して権力機関を担っている。今までマスメディアは、政財官の権力機構そのものとは肌合いを異にしていたが、今では見事なまでの連係プレーを行っている。  何度も書いてきたことだが、マスメディアは支配層の意思をきわめて忠実に伝達する機関である。テレビ番組はもうずっとまえから愚民化政策を推進する有力な手段となっており、テレビや新聞のニュースも、支配層の意思を垂れ流す。  私は最近は、朝日ニュースター(これもあの「朝日」の系列である)の一部の番組だけをみる。  「朝日」を購読していた町田の住民も、最近は「日刊ゲンダイ」だそうだ。 朝日はとっくに読まなくなりました。日曜の書評欄も質が落ちました。ただ月曜の朝日歌壇は気になります。「百均の「赤いきつね」と迷ひつつ月曜だけ買ふ朝日新聞」(公田耕一) 公田さん(多分横浜市寿町周辺のホームレス)の投歌が2年以上ありません。 今日は月曜日。今日は載っているかもしれません。 ブル新(古い表現)は読みませんが、『日刊ゲンダイ』は、3時ころコンビニに買いに行きます。  政治、社会に対する批判的精神をもつためには、今では書物を繙くしかないのが実状だ。  元日の社説を読み比べた方がいる。私はそういう意欲はもうないが、一応読んでいただきたい。 http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1431.html  またメディアの劣化を具体的に指摘…

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研究の否定の上に

『歴史学研究』という雑誌を購読している。歴史を学ぶ者は、一応読んでいなければならないかなという軽い気持ちで購読しているのだが、時に深刻な文にぶち当たることもある。  通常は、細かい実証的な研究の成果が何本か載っているのだが、これらについては興味があるもの(少ししかない!)しか読まない。私のような地域の歴史研究をしているものにとっては、役に立つものはほとんどない。  歴史研究について参考になるような、あるいは歴史認識を揺り動かすような、そういう文があればよいのだが、残念ながら徐々に少なくなってきている。したがって購読費がもったいない。だから『歴史学研究』は、今年度で購読をやめることにしている。同時に、近現代史関係の文が載せられている号を除き、すべて棄てるつもりである。  さて今号で注目したのは、横浜市の中学校歴史教科書についての「時評」である。横浜市では、教科書を現場の教員の声を無視して、教育委員会が勝手に問題の多い自由社版のものに決めてしまったのだ。問題が多いとは聞いていても、自由社版の教科書について、実際私は読んだことはない。したがって詳細をここに書くことはできない。  ただその内容について紹介された文(多和田雅保「横浜市における歴史教科書問題」)に、興味深いことが書かれていた。それは「「社会や国家の行方はリーダーシップを持った指導者が引っ張っていく」という見方」が提示され、また歴史叙述の視点が「統治者」からのそれだというのだ。  なるほど、最近の風潮からみる…

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朝日新聞は叫ぶ!

 朝日新聞の社説を読んだ。すごいことが書いてある。読売新聞と同じだ。もう朝日も、読売も、産経も、どの新聞読んでも同じだ。  危機から脱出するにはどうするか。迷走する政治に、あれもこれもは望めまい。税制と社会保障の一体改革、それに自由貿易を進める環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加。この二つを進められるかどうか。日本の命運はその点にかかっている。  つまり消費税を増税し、その増税分を社会保障にまわすこと、そしてTPPへの参加。自民党、菅政権、マスメディア、すべてが同じことを合奏して、国民にもその合奏に加われというのだ。  私は思い出す。消費税が導入されたとき、政府はそれを社会保障に充当すると言っていたではないか。しかし実際には法人税などの減税、富裕者への減税分を埋め合わせたに過ぎなかった。社会保障にまわす?そんなこと信じられるか。  社説子は、そのためには、自民党と民主党が協調せよ、民主党は公約を白紙に戻せ、と主張する。  思えば一体改革も自由貿易も、もとは自民党政権が試みてきた政策だ。選挙で負けるのが怖くて、ずるずる先送りしてきたにすぎない。民主党政権がいま検討している内容も、前政権とさして変わらない。どちらも10年がかりで進めるべき息の長い改革だ。  だとすれば、政権交代の可能性のある両党が協調する以外には、とるべき道がないではないか。  自民党は早期解散へ追い込むという。だが、自民党への支持はさっぱり戻っていない。このまま総選挙にな…

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2011年

 新しい年を迎えた。学生時代に夢見た平和で民主的な日本は、未だならずの感が強い。少しでも平和のために、少しでも民主主義のためにと思って生きてきたが、その方向に進むどころか逆流していることを感じる。  だが、私は悲観はしていない。歴史は、良い方向に、ジグザグをくり返しながら進んでいくという思いを、私は今も持ち続けている。  「歴史の進展に一髪の力でも添えられれば満足なのです。添えうるかどうかは別としても、添えようと努力するところに今後の生活の唯一の意味があるように思われるのです」ということばは、石川啄木であったか。  日本をよりよき方向に動かす際の試金石は、なんといっても沖縄の問題である。沖縄の矛盾は、日本全体の矛盾である。日米関係と、日中をはじめとしたアジアの中の日本の立ち位置を考える時、沖縄はまさにキーストーンとなる。  本土から沖縄を見るのではなく、沖縄から、日本の平和の問題、民主主義の問題、差別の問題、そして貧困の問題、地方自治の問題・・・・・を考えていくことが、日本のあり方を根本から問い直すことになるのだと思う。昨年は沖縄が一時期注目されたが、後半期にはマスメディアなどからも見向きもされなくなった。  だが、沖縄には、日本の縮図がある。また沖縄には、希望がある。その希望に、私は賭けてみたいと思うようになった。  日本の近代は、琉球を強引に包摂していくところから始まった。沖縄を考えることは、日本の近代を考えることでもある。  今年も、私は沖縄を注視し…

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立場

 今日の『中日新聞』(東海本社)の一面は「日本郵便、債務超過の恐れ 大リストラを検討」という記事だ。この記事をみるとき、経営者の視点から見るか、働く者から見るかによって考え方は異なってくる。  日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)が債務超過に陥る懸念が高まり、超過勤務手当や契約社員の削減など人件費を中心に五百億円規模のコスト削減計画を検討していることが三十日、分かった。日本郵政からは削減額の上積みを求められており、削減総額は一千億円規模まで膨らむ可能性も出ている。日本郵便は来年一月下旬までに収支改善計画をまとめ、総務省へ報告する。   本紙が入手した内部資料によると日本郵便の鍋倉真一社長が二十一日の支店長会議で「赤字が継続すればいずれ債務超過の状態になる」と危機感を表明、「収支改善の取り組みの徹底で経営の危機を脱出しよう」と訴えた。  日本郵便が公表した二〇一一年三月期の業績見通しによると、営業損益は一千五十億円の赤字、純損益は五百四十億円の赤字。純資産合計額は九月末時点で千六百七十六億円しかない。専門家は「仮に同じ規模の赤字が続けば二~三年後に債務超過に陥る」と指摘する。  鍋倉社長は、一一年三月期の営業赤字見通しに加え、吸収・解散した日本通運との宅配便合弁企業「JPエクスプレス」の承継後の人件費、集配運送委託費の増加などで「収支は急速に悪化する」と説明。インターネットの普及により「郵便物の減少ペースはさらに加速する恐れがある」と指摘した。  日本郵便は今週に…

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沖縄のこと

 本土に住む人間として、様々なかたちで行われる沖縄差別のあり方に対し、私はいつも関心を抱いていようと思っている。  私は名護市長選、そして今回の沖縄知事選にカンパを送った。当選してほしいからだ。  そして稲嶺さんが当選した。名護市が米軍基地を受け入れない市長となると、即座に民主党政権は米軍再編交付金の名護市への交付をやめた。税金を国策にたいして素直な姿勢をもつ自治体にはカネをまき、そうでない自治体にはストップする。民主党政権のえげつなさは、ここに端的に表れている。  名護市は、再編交付金などをもとに多くの箱ものを建設した。その維持費などは大変だろうと思う。私には、何とか名護市に救援の手をさしのべたいという気持ちがある。当選を後押しした責任があると思うからだ。なんらかの方法で、寄付金を送ろうと思う。  ところで、名護市への「ふるさと納税」について、目取真氏が正論(このことばはあまり使いたくないが)を説いている。 http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/23088415ce112cb9c44b8df05c1e678f?fm=rss  なかなか考えさせる内容だ。自治ということを真剣に考えている。  

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洗脳の機関としてのマスメディア

 新聞やテレビで主張している内容、ほとんど根拠が示されていない。ただ結論めいたものが流されるだけだ。そうすると、国民のほとんどは、そう思い込まされてしまう。  まず円高により、日本の企業は大きな打撃を受けているという「噂」。  しかし、しっかりと日本企業は儲けている。  http://diamond.jp/articles/-/10583  その一方で、国民の生活はどんどん悪化されている。給与が毎年減り続けていることは、当然知っているだろう。ところが・・・・・  池田香代子さんが自身のブログで、経済評論家内橋克人氏の話を書き写している。もちろん聞きたければ聞けるので聞いてほしい。  http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51663455.html  http://www.nhk.or.jp/r1/asa/business.html  私たちは、新聞やテレビのニュースは見たり、聞いたりしない方がよい。間違った認識が脳裏に刻まれるだけだ。  しかし、マスメディア産業に従事している人びとは、いったい何を考えているのか。すべきことをしていない、といわざるを得ない。  

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ノーベル賞、チェコとのつながり

 今年のノーベル平和賞は、中国の民主活動家・劉暁波氏が受賞した、しかし劉氏は現在中国の牢につながれている。したがって授賞式には、彼は出られなかった。劉氏の代わりの者も出られなかった。    今週号の『週刊金曜日』で、朝日新聞の良心的な記者の一人・伊藤千尋氏がこのことに言及している。  伊藤氏は、授賞式の日、チェコのプラハにいた。1989年12月10日、チェコで革命が起きた。ひとりも死者がでなかったので「ビロード革命」と呼ばれるその革命は、ソ連に後押しされた専制的な国家体制を倒した革命であった。それから21年目。30万人の人々が厳冬下のバツラフ広場に集まり、革命の成功を祝った。  チェコは、1968年、社会主義体制下にあっても民主的な政治社会を築こうと「プラハの春」を試みようとした。しかしその試みは、ソ連をはじめとした戦車によって圧殺されてしまった。  チェコの人々は、それでも人権と民主主義を求める動きをやめなかった。1977年、人権と民主主義を求める「憲章77」が発表された。  この憲章にならって、劉氏は「08憲章」を起草した。中国に民主主義と人権を求めたのだ。  チェコの民主化運動の指導者であるハベル氏が、平和賞の候補として劉氏を推薦したそうだ。  人権はきわめて重要だ。中国で抑圧されている表現の自由も。伊藤氏は、文の末尾に劉氏の文を引用している。  「言論の自由を実践するためには、公民としての社会的責任を果たさねばならない」  そして伊藤氏は、こう結ぶのだ。  「…

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【本】本郷和人『武力による政治の誕生』(講談社選書メチエ)

本郷の本はおもしろい。これこそ実証を重視しながら、自らの歴史像を打ち立てようという意欲に燃えている本だ。本郷も「歴史学とは、一方では史実の確かさを、飽かず検証する振る舞いである。それと同時に他方では、大きな物語の構築に向け、史実の独創的な組み上げに挑みつづける試みであると思う。それを二つながら行ってこそ、歴史学は科学でありながら、夢を語る方法となるのだ」(16)と語っている。  この本には、時に驚く記述がある。たとえば「「幕府」の称号も、武士たちが自覚的に使いだしたのはなんと江戸時代後期であって、学術用語として使用されたのは明治20年ごろのことという。」(103)・・そうだったのか。そして本郷は鎌倉幕府をこう説明する、「幕府とは結局、「源頼朝とその仲間たち」である。鎌倉殿と彼に献身する御家人、御家人同士の仲間意識。生命を媒介とする苛烈な人と人とのつながりが、とりもなおさずそのまま武士の政権であり、幕府だったのである」(104)と。そしてその御家人とは、いうまでもなく在地領主たちであった。そして在地領主たちが、そのような幕府は、平氏の福原政権(これを本郷は、福原幕府としるす)からであるという。  本郷は、鎌倉時代の武士が持つ武力について論じている。  1221年の承久の乱を契機にして、朝廷は直属軍を廃棄した。では何をもって他者に自らの意志を実現させるか。朝廷は「道理」を求め、それによって他者を圧伏しようとした。しかしそれは無理であった。朝廷は幕府の軍事力に依存するのである。ここに朝廷に…

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名護市への交付金凍結についての沖縄タイムス社説

[名護交付金凍結]米軍統治と似た手口だ  米軍による異民族支配の歴史を思い起こした。名護市に対する米軍再編交付金の支払い停止問題と、あのころの圧政がダブる。  防衛省は米軍再編推進法に基づく再編交付金について、名護市への支払いを保留していた2009年度の繰り越し分約6億円と10年度分約9億9000万円を交付しないことを決めた。  普天間移設に非協力なのでバルブを閉める。あからさまな「アメとムチ」で、税金の使い方としておかしい。  09年度分には、12年度開学予定の小学校敷地整備も含まれている。事業の公共性を認めた国側には予算の適正執行義務があるはずだ。防衛予算で出せないのなら、政府は他省庁予算に付け替える措置も検討すべきではないか。  米軍基地を金で押し付けるやり方がいつまでも続くと思うのは誤りだ。  そもそも野党時代の民主党は再編交付金について、「自治体の受け入れ表明を交付の条件とすることが想定されており、国民の税金の使い方として問題があると言わざるを得ない」と反対していた。  しかも今年1月の名護市長選で移設反対の稲嶺進市長を民主党は推薦した。政権を取ると公約も理念もそっちのけに名護市を締め上げるなんて、支離滅裂だ。  札束でほほを打つような政府を見ていると、かつて住民に銃剣を向けながら基地を拡張していった米軍統治の圧政を思い出す。  これまでに何が変わっただろうか。  1956年、米軍支配を糾弾していた瀬長亀次郎氏が那覇…

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今日は寒い

 朝目が覚めると、家の前の狭い通りを風が何度も音を立てながら通過しているようで、これなら掟も仕方がないと思い、布団の中で読書。  今、ユーゴーの『レ・ミゼラブル』(岩波文庫)を読んでいる。最近人に読むことを薦めたのだが、私はこれをかなり昔読んだので、細かい内容を忘れてしまっていた。そのときいろいろ質問され、こたえられなかったので、これではまずいと思い4巻本を購入。  今日は戸外に出る気がないので、電気カーペットの上に毛布をかけて読みふけっている。  昨日は、『芸術新潮』と『法と民主主義』が届いた。前者は沖縄の美が特集されている。  美というのは、あらゆるところに発見できることだ。農作業に使う一つの鍬にも美を感じることがある。また天竜川の堤防に桜並木があるが、現在葉をほとんど落とした枝が、後景の寒空にシルエットとなり、通るたびに美を感じる。美はひろく存在するのだと思う。  後者はどうしようもない検察の問題のついての特集である。検察が警察とぐるになって、無実の者を処刑台に送ったり、罪人に陥れたりするのは、今に始まったことではない。日本の検察制度の歴史を繙いてみれば、検察の「悪」は、制度導入の最初からのことである。日本には人権が根付く前に、権力悪が幅をきかしてしまったのだ。  沖縄と言えば、米軍もひどいことをする。 高江ヘリパッド、米軍ヘリ接近 1分間ホバリング、テント損壊 2010年12月24日 Tweet  【東】23日…

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未来への計画

 学生時代、いろいろな本を読んで、生と死について考えた。おそらく、自分が死ぬときは、生きる希望を失ったとき、生きようという意志をなくしたとき、だろうと思った。  だから生きようという意志を持っていたら、たとえ事故があっても決して死なないだろうという希望的考えを持っていたし、今も持っている。私は、意志の強さが人生を創っていくという考えを持っている。  私の知り合いの書店主が、最近廃業した。かなり手広くやっていたのだが、奥さんがなくなったのだ。会計処理などを奥さんに任せ、自らはほとんど外に出て商売に勤しんでいた。  奥さんが亡くなったことに、彼は大きなショックを受けた。毎晩奥さんの面影を抱いて泣いているという。寂しくて寂しくてたまらないという。  廃業した書店主は、私の家の近所に引っ越してきた。嫁いでいった娘さんの家の隣に新しい家を建てたのだ。  だが・・・と思う。  他方で、夫を亡くした女性は、逆に大変元気になる。夫が生きていたときよりも自由に、あちこち出て行って、楽しそうにしている。女性は、夫が亡くなっても生きていけるし、より充実した生き方をしているように見える。  なぜ女性は、強く生きていけるのだろうか。  ところで、自らの生きる拠点となる家があるからこそ、彼は外で働き続けることが出来た。そこには奥さんがいた。奥さんがいる拠点があるから、彼は働けたのだ。  ところが、奥さんがなくなると生きる拠点がなくなってしまう。彼は、前を見ずに、過去だ…

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汚い民主党政権

 ひどいことをする。民主党政権は、その前の自公政権と同様に、政府の政策に従うならカネをやるが、従わなければカネはあげないぞ、とえげつないことをする。札束を抱えて、言うことを聞いたらカネはやるぞ、と、名護市の頬を札束で撫でるという芸当を行う。 名護に再編交付金なし 09・10年度分16億円 防衛省方針 「普天間」移設拒否で  【東京】防衛省は23日までに、米軍再編推進法に基づき対象自治体へ支払う再編交付金について、保留となっていた名護市への2009年度の繰り越し分約6億円と10年度分約9億9千万円を交付しない方針を固めた。24日に同市へ伝達する。米軍普天間飛行場代替施設の同市辺野古への建設に同市が反対の姿勢を示していることから判断した。  同市の稲嶺進市長は、前市長時代から続く継続事業分は交付内示を受けていることなどから支給するよう求めており、代替施設建設の受け入れ拒否を踏まえた不交付決定に地元から反発の声も上がりそうだ。  同省は、11年度分については、受け入れ可否の姿勢に変化がある場合も想定し従来通り名護市分も予算措置する方針。交付するか否かは状況をみて判断する。  09年度の繰り越し分は、12年度開学予定の統合久志小学校敷地整備事業や喜瀬交流プラザ整備事業など6事業。そのうち4事業は同市が交付申請しており、沖縄防衛局が受理している。  同法4条では「再編の進捗(しんちょく)に支障が生じた場合、交付額を減額またはゼロとすることができる」と規定されている。09、1…

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